披露宴の余興を頼まれたときの注意点

ご家族やご親族、ご友人の結婚披露宴は、その方にとって生涯最高の晴れ舞台となります。そんな場で余興を任されるということは、その方が新郎新婦から絶大な信頼を得ている証拠とも言えるでしょう。

余興は、場を盛り上げるためのパフォーマンスを担う大切な役割です。是非とも成功させて、新郎新婦はもちろんのこと、そのご家族にも喜んで頂きたいものですね。

古典的な余興や流行りのギャグなどは、もちろん挑戦する方の技能にもある程度左右されるものの、「誰もが知っている」という意味では割合外さないジャンルです。また、楽器演奏や歌、手品などの才能を生かした余興も、新郎や新婦が自慢の友人として喜んでくれることでしょう。

ただ、どんな余興をおこなうにせよ、大切なことは「お祝いの席であることを忘れないこと」と、「第三者の視点に立って面白いと思えるものを意識する」ことです。

お祝いの席に相応しくない下品な恰好や言葉を使った余興は、大切なご親族もいる席で新郎新婦の顔を潰してしまうことにもなりかねません。素晴らしい才能を生かした演奏や歌も、独りよがりで長々しいものになってしまえば、誰が主役か解らなくなるような空気の読めなさを露呈してしまうことになります。

誰のための席であるか、どのような方たちが参列されているか、そして自分に求められている役割は何なのかを、きちんと把握して余興の発表に臨みたいものです。